12月議会一般質問(その2)~「SDG’sの経済を支える林業・しいたけ産業の振興を!」

[井上明夫]  カーボンニュートラルが全世界的な課題となる中、林業は単なる産業という枠を超え、地球環境の維持という観点からも重要性を増している。森林を適正に管理して、林業・木材産業の持続性を高めながら成長産業化を進めるためにどう取り組むか?

[佐藤知事] 循環型林業の確立のために次の三点に取り組む。

①大径化した高齢林の活用促進のための製材施設の整備や販売促進を進める。

②早生樹の生産拡大や造林補助金の上乗せ助成により再造林を推進する。

③担い手の確保・育成のために林業アカデミーや日田林工高校林業科の魅力をアップする。

[井上明夫] 農山村地域が大半を占める大分県にとって、しいたけ生産は非常に重要な産業であり、地域の維持・活性化に向けて、その振興は欠かせない。今後の振興策は?

[農林水産部長] 生産施設整備の導入支援や新規参入者の確保・育成のための研修等の支援を行う。消費拡大に向けて「うまみだけ」の販売促進や温暖化に対応した新品種の開発を行う。

日田林工高校林業科を全国募集に!

[井上明夫] 林業・木材産業・林産業の担い手の育成も急務だが、日田林工高校林業科では、今年、40人の定員に対し16名もの欠員が生じている。日田林工の林業科に全国公募枠を設け、全国から林業家を目指す生徒を集めるぐらいの思い切った見直しも必要ではないか?

[教育長] 林業系のクラスで全国募集しているところもあるが定員割れが多い。中学生から選ばれる魅力ある学校になるように、定員が充足している例を研究していきたい。

(まとめ)今のところ県教委は日田林工林業科の全国募集に消極的ですが、大分県内には国東高校宇宙学科や久住高原農業高校が全国募集しています。あきらめることなく日田林工高校林業科のカリキュラムの魅力をアップして、専攻科の設置も含めて積極的に取り組むように要望しました!

日田林工高校ホームページより