大分県の工業系高校には、IT技術を競う各種のコンテストで優秀な成績を残す生徒たちが多くいます。しかしながら、大分県内にいる高い技術を持った子供たちは県外の大手企業に就職して、ほとんど県内に残っていません。
その上、就職先の県外の大手企業では、プロラミング技術を生かせる仕事についていないという実態があると聞いています。
待遇の差はあるかもしれませんが、これまで培ってきた技術を地元で生かすことに生きがいを感じる若者もいるはずです。
また、そのような優秀な若者が大分県にいることがわかれば、県内に立地するIT企業も増えるのではないでしょうか。
そのような思いから質問をしました。
[質問] IT産業は県経済の新たな活力の創出源であり、今後も大きな成長が期待されることから、若い人材を着実に供給する取組が重要である。
多様なものづくり企業が集積する大分県には、各種の全国コンテスト等で優秀な成績を修める高校生が多数いる。昨年11月の全国高校生ものづくりコンテスト電子回路組立部門で、鶴崎工業高校の3年生が優勝した。鶴崎工業高生の同部門での優勝は3年連続である。
プログラミング技術の高い優秀な高校生が、県内IT企業に就職し、IoTやAI等の高度IT技術者として成長することこそが、第4次産業革命時代における人材育成のあるべき姿だと思うが、知事の考えは?
[広瀬知事] 大分県ではこれまで、小中学生・高校生・若手IT技術者と分けて年代に応じた段階的なIT人材の育成を実施してきたし、これからも推進したい。
IT関連企業の誘致は、県外人材の流入促進や地域の活性化という効果も期待できる。昨年日田市に立地したWEB制作のティーアンドエスのように、地域で人を育成しながら雇用の拡大を目指すIT企業の誘致に力を入れる。
また、県内の高校生の地元IT企業への就職を促すために、高校生とIT企業をマッチングさせるためのロボットプログラミング交流会を実施する。
さらに、県内IT企業が共同で運営するIT技術者の実践型育成スクールを支援するとともに、大卒者等の奨学金返還支援制度について、対象業種に情報通信業を追加する。
IT教育の充実とともに県内の潜在的な人材供給力の向上を図り、「大分県版第4次産業革命・OITA4.0」を支える人材面の基盤をしっかりと築いていく。
[まとめ] 広瀬知事もこの問題については大いに関心があるようです。
是非、マッチングをすすめて、優秀な人材が地元で働けるための環境づくりをすすめてほしいと思います!!