タイに売り込め、大分県産品!!~バンコク訪問報告その3

271117タイJETRO

 県議会自民党の行革・観光調査会では「如何に大分県の産品をタイに輸出するか」というテーマでも調査を行うために、JETRO(日本貿易振興機構)バンコク事業所・大分県産食品を輸入している業者からの聞き取り調査・スーパー店頭での調査を行いました。

 タイと日本の貿易についてJETROで聞き取り調査2 (1)

 そのうち、JETROでは下記のような内容のお話を伺いました。(写真上)
(1)タイでは日本食が人気。その理由のベスト3は「見た目がきれい」「味が良い」「健康に良い」の順。
(2)日本食レストランは今年6月でバンコク1,579店で前年比9.4%アップ、タイ全国2,364店で前年比11.5%アップ。
(3)コンビニも人気でセブンイレブン8,000店、ファミリーマート1,000店、ローソン30店。
(4)震災後の放射性廃棄物に関する政府による規制はほぼ撤廃され、タイ人消費者の間での風評・不信感は払拭されている。

 タイのスーパーで聞き取り調査

 また、大分県産の食品を輸入している業者及び店頭での調査では下記ような内容のお話を伺いました。
(1)最近多いのは日田梨・サツマイモの甘太くん・しょうゆ・柚子胡椒・ドレッシング・アジの開き等の水産物など。
(2)梨は100バーツ位で、1バーツ3.3円位なので1個330円。タイの物価は日本の3分の1なので、梨は高級品である。(写真下)
タイのスーパー店頭の日田梨

(3)農産物はスマートフレッシュ(ガス)をかけて長持ちするように処理している。
(4)大分シイタケを取り扱ったこともあったが、「おいしい」という人でも買わない。中国産でいいと言う。
(5)米・牛肉・酒なども取り扱っているが、大分県産品は売れてない(または、入ってこない)

 やり方次第でもっと多くの大分県産品をタイに輸出できそうなので今後とも研究をつづけていきます!!

(写真下・どっかで聞いたようなネーミングの店)
271117タイ牛野屋

(写真下・宿泊したホテルから見たバンコクの街並み) 
271117タイ風景