三隈幼稚園主催の「青い目の人形パレード」が日田駅前スタートで華やかに開催されました
98年前にアメリカから来日した12,000体の「青い目の人形」は、戦時中に多くが廃棄されましたが、大分県に残っている4体のうち2体が三隈幼稚園に保存されています。
「天領ひたおひなまつり」の幕開けを飾るパレードでもあります。園児たちの可愛らしさにギャラリーの皆さんも癒されたことでしょう


(以下、大分合同新聞より引用)
華やか愛らしく「天領日田おひなまつり」 豆田、隈地区を中心に17施設が人形展示
「第42回天領日田おひなまつり」が15日、日田市で始まった。3月31日まで。豆田、隈地区を中心に17施設が歴史あるひな人形を展示。「豆田流しびな」(同2日、桂林荘公園)などの関連イベントもある。
初日は市中心部で三隈幼稚園の「青い目の人形パレード」があった。1927年、日米関係が悪化していたことに心を痛めた親日家が全米で寄付を募り、ひな人形と一緒に飾ってもらおうと米国の人形を日本に贈ったことに由来する行事。太平洋戦争が始まり多くの人形は壊されたが、同園には2体が残るという。
JR日田駅前広場で式典があり、園児が「うれしいひなまつり」などを歌った後、パレードが出発。人形を抱いた伊東茉子ちゃん(6)、梶原夕莉菜ちゃん(6)が人力車に乗り、平和を願いながら園児や保護者と共に同園まで歩いた。
展示も各地で始まり、観光客が訪れた。豆田地区の「ひな御殿」には、江戸時代以降のひな人形約4千体が並ぶ。
福岡市の自営業藤上博貴さん(36)は「子どもも3歳になり、成長を感じる」と話しながら妻、長女と人形を見つめていた。
まつりの問い合わせは日田市観光協会(0973-22-2036)。