「大分県西部地区総合防災訓練」が開催され、私は三芳地区三隈川河川敷で視察しました。
警察・消防・国交相・DMAT(災害派遣医療チーム)に加え、民間では日田市建設業協会・昭和学園高校などが協力して、ヘリコプターによる被災者の搬送や、土砂に埋もれた車から被災者を救出する作業の実演が行われました。
災害は起こらないにこしたことはありませんが、イザという時に備えましょう!
(以下、大分合同新聞より引用)
複合災害を想定し防災訓練 日田、玖珠、九重など4市町
【日田・玖珠・九重】県・西部地区等総合防災訓練が8日、日田、玖珠、九重など4市町であった。断続的に猛烈な雨が降り、日向灘を震源とするマグニチュード9・0の巨大地震が発生し、複合災害が起きた―と想定した。
日田市は三芳地区の玖珠川河川敷であり、住民や関係機関の職員ら約300人が参加。がれきで埋まった車からの救出訓練をした。
大量の土砂や木材を使うなど大規模な災害現場をつくり、緊迫感は十分。県警や建設業者らが連携し、助け出した。
車内に閉じ込められた役をした昭和学園高看護学科4年の江上凜さん(19)は「とても怖い思いをしたけど『もう大丈夫』と救助隊の人が声をかけ続けてくれ安心した。看護現場でも経験を役立てたい」と感想。
治療する人の優先順位を決めるトリアージや防災ヘリによる救助訓練もした。
玖珠と九重の両町では玖珠郡災害ボランティアネットワーク協議会に所属する防災士や自治委員など計約150人が参加。玖珠町は災害ボランティアセンターの運営、九重町は避難所設営の訓練をした。
玖珠町四日市のB&G海洋センターでは、被災者のニーズを受けてボランティアを派遣するまでの流れを確認。終了後は良かった点、悪かった点に関するアンケートを取った。
町社会福祉協議会の江藤幸徳事務局長(63)は「町内では、まだボランティアセンターの立ち上げをした経験はない。災害が起きた際、スピード感を持って対応できるようにしたい」と話した。
※この記事は、10月25日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。