人間国宝・岐部笙芳(せいほう)さんに県民栄誉賞🙌(新聞記事あり)

 竹工芸の人間国宝に認定された、九重町の岐部笙芳(せいほう)さんの功績をたたえて、佐藤知事から県民栄誉賞が贈られました。時代の恩師の勧めが竹工芸の道に進んだきっかけとのことです。今後も健康のうちにご活躍されることをお祈りします。

(以下、大分合同新聞より引用)

「竹工芸」人間国宝の岐部笙芳さんに県民栄誉賞 「ますます錬磨していきたい」

 県は13日、今年10月に重要無形文化財「竹工芸」保持者(人間国宝)に認定された岐部笙芳(せいほう)(本名・正芳)さん(73)=九重町町田=の功績をたたえて県民栄誉賞を贈った。
 県庁であった授与式では佐藤樹一郎知事が賞状を手渡し、「確かな技術に支えられた活躍を通じて、大分県の竹工芸にさらなる光を当ててくれたことに感謝する」とあいさつ。岐部さんは「栄えある賞を頂き、喜びとともに身の引き締まる思い。若い作家を育てながら、自分もますます錬磨していきたい」と述べた。
 岐部さんは九重町出身。会社勤務を経て、37歳で竹工芸の世界へ。日本伝統工芸展などで受賞を重ね、2014年には紫綬褒章を受章。県立美術館が「花籃(はなかご) 夕凪(ゆうなぎ)」(1991年)を所蔵し、同館や県立歴史博物館などで展示された。
 同賞は1月に元空手家の大野ひかるさんに授与して以来、12人目となる。