「天領日田おひなまつり」の幕開けとなる、三隈幼稚園の「青い目の人形パレード」が、今年も日田駅前スタートで三隈幼稚園まで行進しました
「青い目の人形」は、98年前に日米友好のために1万2千体がアメリカから日本へ海を渡って来ました。しかし、その後戦争のために多くが廃棄されました。生き残ったうちの2体がこの人形たちです。
世界各地で紛争が絶えない中、人形たちを見ながら平和について考えました
(以下、大分合同新聞より引用)
華やか「天領日田おひなまつり」始まる 着物姿の園児が「人形パレード」
「第41回天領日田おひなまつり」が15日、日田市で始まった。市中心部では三隈幼稚園(80人)の「青い目の人形パレード」があり、園児が着物姿で通りを歩いた。3月31日まで、豆田、隈地区を中心に18施設で歴史あるひな人形約5千体を飾っている。「豆田ながしびな」(3月3日)など各種イベントもある。
パレードは1927年、日米関係が悪化していたことに心を痛めた親日家が全米で寄付を募り、ひな人形と一緒に飾ってもらおうと贈った人形を披露するイベント。太平洋戦争の開戦で多くの人形は壊されたが、同園には2体が残る。
JR日田駅前広場で式典があり、園児が「うれしいひなまつり」などを歌った後、パレードがスタート。人形を抱いた高倉瑞央ちゃん(6)、栗山ことねちゃん(6)が人力車に乗り、園児や保護者が同園まで歩いた。
展示も各地で始まり、観光客が訪れた。豆田地区の「ひな御殿」は、江戸時代以降のさまざまなひな人形を展示。熊本県水俣市の主婦(75)は「まつりに合わせて来た。こんなに人形があるとは。圧倒される」と感激していた。
まつりの問い合わせは市観光協会(0973-22-2036)。