今年も頑張る、林業・木材産業🌲(新聞記事あり)

初市の開会式でご挨拶しました。

 日田市の7つの原木市場のトップをきって、日田中央木材市場の初市が、6,000m3の原木を集めて盛大に開催されました。

 一昨年のいわゆる「ウッドショック」は落ち着きましたが、昨今の物価高が景気に与える影響が心配です。しかしながら国産材回帰の流れは変わらず、日本の木材自給率は2002年の18%を底に、最新の統計(2021年)では41%まで回復しています。

 今年も日田市の基幹産業である林業・木材産業が、地元の経済を牽引することを期待します❢❢

(以下、大分合同新聞より引用)

日田中央木材市場で初競り 高値に「おおっ」

 日田市友田の日田中央木材市場(諫本憲司社長)で11日、市内に7カ所ある原木市場のトップを切って初競りがあった。
 大分、福岡、熊本などからスギ、ヒノキ合わせて7千立方メートルを集荷した。県内外から買い方約150人が参加。時折、高値に「おおっ」といった声や拍手も響き、順調に競りが進んだ。
 この日の1立方メートル当たりの平均価格は1万3320円(前年1万3700円)。スギは1万2693円、ヒノキは1万7721円だった。
 同市場によると、米国や中国での住宅需要増加に伴い輸入材の価格が高騰した2021年のウッドショックで上がった価格は下降気味だが、ウッドショック以前よりは高値で推移している。物価高で住宅建築向け需要はしばらく厳しい見込み。大型・高層建築での木材利用が進み、国産材への期待は高く中長期的には追い風という。
 諫本社長(68)は「再造林の担い手確保と技術向上のためにも、あと数千円は高値の維持が必要だ。SDGsへの貢献で木造を選ぶ企業や公共建築物が増え、国産材の価値は認められてきており、明るい見通しはある」と話した。

※この記事は、1月12日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。