大分県議会、令和3年第1回定例会は、2月25日に開会して3月5日と8日に代表質問、9日~11日に一般質問、12日から各委員会、26日に採決して閉会という日程です。私は一般質問の3日目の11日に質問を行いました。
質問の要旨と答弁は下記のとおりです。今日から数回に分けて報告します。
1.災害からの復旧と防災対策について
(1)河川整備計画の策定方針について
[井上あきお]令和2年7月豪雨では日田市でも大きな被害となった。特に玖珠川が氾濫した天瀬町については、河川整備計画とまちづくりが密接に関係する。
地域の声を反映した計画策定をどのように行うか?
[広瀬知事]地元のまちづくり活動や市との連携会議を通じ、天ケ瀬温泉の新たな魅力創出につながる取り組みを支援し、天ケ瀬温泉の将来像と両立する河川整備計画を令和3年度中に策定したい。
(2)計画策定までの治水対策について
[井上あきお]計画策定して工事が完了するまである程度の期間を要するが、その間の増水対策を県はどのような対応を予定しているか?
[土木建築部長]温泉街の上下流で5万㎥を超える土砂の撤去作業をしている。今後護岸などの災害復旧工事の発注を急ぐ。水位計や監視カメラの増設を行い、情報発信の強化につとめる。
(3)山地災害について
[井上あきお]昨年の豪雨では中津江村の津江老人福祉センターの裏山をはじめ多くの場所で山地災害が発生した。対策をどのように進めるか?
[農林水産部長]流木の危険のある河川沿いの木の伐採やスリットダムなど治山施設の整備を進める。35度以上の急傾斜地の尾根や谷の広葉樹林化に取り組む。森林環境譲与税も活用して災害に強い森林づくりを推進する。
(まとめ)玖珠川の災害をなくす抜本的な河川整備計画や、応急的な治水対策はどれだけ有効なことが出来るかむつかしいところですが、あらゆる手を尽くして住民の皆さんの不安をなくす整備計画を策定しなければなりません!!
また、災害に強い森林づくりは業界・行政が一体となって進めることをめざします!!