一本箸で食べましょう!(新聞記事あり)

日田市東有田地区の池辺稲荷神社では「初午まつり」が開催され、150年前からつづく一本箸を使っての会食が行われました⛩
食べにくい一本箸を使うことで、こぼさないように丁寧に食べること、長い箸が隣の人の邪魔にならないよう気配りすることができました☺️

(以下、西日本新聞より引用)

伝統の「一本箸」で食事 日田の池辺稲荷社 思いやり育む 

日田市池辺町の池辺稲荷社で3日、篠竹の一本箸で食事をする珍しい伝統行事があった。参拝に訪れた人たちが、赤飯や煮物を慎重に竹にのせて口へ運んでいた。

 池辺町自治会によると、池辺稲荷社は江戸末期の嘉永3(1850)年に分霊された。行事は、当時の稲荷社の祭りでの会食で、箸が足りなくなって近くの篠竹を切って一本箸で食べたのが始まりと伝わる。

 約40センチの使いにくい箸で食事をすれば、食べ物をこぼさないように気を付けつつ、箸が隣の人に当たらないように気を配る。食べ物を大切にする心や、住民同士の思いやりの精神を育む行事として長く続いている。

 訪れた人たちは、女性たちが手作りした料理を一本箸でゆっくり味わいながら、食べにくさを話題に会話を弾ませた。石田庄三自治会長(66)は「住民が集う、絶好の機会になる。末永く続けたい」と話した。

=2019/03/08付 西日本新聞朝刊=