豪雨から1年、久大本線がようやく復旧!(新聞記事あり)

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昨年7月5日の九州北部豪雨で鉄橋が倒壊して以来、1年ぶりに久大本線が復旧しました
日田駅では朝10時40分に到着する「ゆふいんの森号」をみんなで迎えてお祝いしました
今後もすべての被災地の全面復旧に向けて、全力でがんばりましょう

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(以下、大分合同新聞より引用)

久大線が全線復旧 日田ー光岡間、寸断から1年

 2017年7月の福岡・大分豪雨で被害を受け、一部区間で不通が続いていたJR久大線が14日、全線復旧した。日田市渡里の鉄橋「花月川橋梁(きょうりょう)」が濁流にのまれて流失し、日田―光岡(てるおか)間(2・4キロ)が寸断されて1年余り。沿線住民らが待ち望んでいた「復興列車」が往来し、活気が戻った県内の各駅は喜びに包まれた。午前5時25分、始発の日田発久留米行き普通列車が出発。約2分後、新しく架け替えられた花月川橋梁を「渡り初め」した。
福岡市の博多駅では同線の人気観光列車「ゆふいんの森」の出発式があり、JR九州の青柳俊彦社長が「地元には長い1年だったと思う。沿線を訪れたいと思っている国内外の人に復旧をアピールしたい」とあいさつ。同9時24分発の便を見送り、日豊線を経由した暫定運行からの復帰を祝った。

日田、玖珠、九重、由布の沿線4市町では同便の通過に合わせ、住民らが風船を飛ばすなどして祝福した。
日田駅での歓迎セレモニーで原田啓介日田市長は「橋の流失は豪雨災害の象徴だった。今日から復興に向けて駆け上がっていきたい」、広瀬勝貞知事は「夏休み前に復旧して良かった。久大線は生活、経済、観光の重要路線。沿線の振興に期待している」と述べた。

豪雨で久大線は土砂流入など11件の被害が出た。当初は運行再開に3年程度かかるとの見方もあったが、防災に強い構造の鉄橋再建が順調に進み、約1年で開通を遂げた。同社によると、復旧総額は約17億円。

日田、北九州両市を結ぶ日田彦山線も同様に被災したが、今も不通が続き、復旧の見通しは立っていない。
JRは14日、今年3月に大幅改正したダイヤを一部見直し、県内は日豊、久大、豊肥3線で計37本の発着時刻や行き先、乗り場が変わった。
※この記事は、7月14日大分合同新聞夕刊1ページに掲載されています。