6月議会開会日を一週間後に控え、議案勉強会などで県庁に行き、午後2時からは日田市在住の樹木医の諫本信義氏とともに廣瀬知事を訪問し、諫本氏がまとめた「桜の『テングス病』について大分県内の実態調査結果」について報告しました。
このことに関しては私が平成28年の3月議会で一般質問したこともありますが、今回は新聞で大きく取り上げられました。
記事の通り、テングス病を放置すると日本の春の象徴の桜に甚大な被害が発生するので、今後の官民一体となった取り組みが必要です。
(以下、大分合同新聞より)
桜名所、テングス病深刻 集団枯死の恐れ25カ所
テングス病は菌の一種により起こるとされる病気で、枝が密集して鳥の巣のようになるのが特徴。花が咲かなくなり、立ち枯れる。
調査した「森と海の共生・ネットワーク」(諫本信義会長・顔写真)によると、姫島村と九重町を除く16市町65カ所のうち60カ所で感染を確認。立ち枯れを避けられない木が半数を超える「激害地」25カ所は、国東半島や県南、豊肥で目立った。
大分市の大分城址公園、平和市民公園などは被害がなかった。同ネットワークは「都市部の街中は比較的、被害が小さかった。手入れが行き届いているかが差を分けた」とみる。
調査地の品種はいずれもソメイヨシノ。ヤマザクラなどと比べてテングス病に弱い。防除方法が確立されていないため、全国の名所で被害が進んでいるという。
拡大防止には巣状になった枝を打ち落とし、伝染源を絶つのが有効とされる。知識が浸透していない上「桜伐(き)る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」とのことわざに惑わされ、適切な対処が進まなかったのではないかと分析する。
諫本会長(75)は5日、県庁を訪れ広瀬勝貞知事に調査結果を報告。「被害は予想をはるかに超えていた。美しい花を楽しみ、観光資源として生かすためには、手をかける必要がある」と訴えた。