井上明夫一般質問・大分合同新聞記事

 9月15日の大分合同新聞で、私の一般質問の中から「小野地区の土砂崩れについて」と「被災した児童の心のケア」の2項目についても記事になったので紹介します。

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「川と県道、付け替え検討 福岡・大分豪雨」

 福岡・大分豪雨で大規模な土砂崩れが発生した日田市小野地区について、県は14日、土砂で埋没した小野川と県道を新たな場所に付け替える方向で復旧方法を検討していることを明らかにした。大量の土砂撤去が困難なことや、崩壊した山側から遠ざけることで住民の安全・安心確保につなげる。崩れたのり面と共に一体的に復旧し、災害が再度発生しないことを目指す。

 土砂崩れは7月6日に発生し、小野川右岸側の斜面が長さ約300メートル、幅約200メートルにわたって崩壊。河川と左岸側の県道宝珠山日田線が埋まり、県道が寸断された。付近の集落は一時孤立。寸断部分をつなぐ延長約600メートルの仮設道路が8月、元の県道の位置よりも山から離れた場所に開通した。

 県河川課などによると、川と県道は、元の位置に復旧させるのではなく、現在の仮設道路の近くに付け替える方向で検討している。用地取得に向けた地元との協議や川と県道の設計を並行して実施し、順調に進めば復旧工事に移る。付け替え位置などは今後詰める。

 土砂崩れ現場は、8月からボーリング調査をして地質や地盤のひずみを確認している。終了後に地下水位の観測をし、来年の梅雨時季までに地下水を抜く予定。2018年度中にアンカー(鉄棒)を斜面に設置して、土砂の崩壊を抑える。

 阿部洋祐県土木建築部長は14日の県議会本会議で「斜面に合わせて道路、河川を一体として対策に取り組む必要があり、国などと協議を進めている。災害査定を10月までに終わらせ、速やかに本格的に復旧工事に着手し、早期完成を目指す」と述べた。

 井上明夫氏(自民)の一般質問に答えた。

※この記事は、9月15日大分合同新聞朝刊5ページに掲載されています。

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