大原神社で毎年恒例の春まつりである「御田植祭」が開催されました。
神事では、牛で水田をスキカキする演技や、かわいらしい早乙女たちの田植の場面が奉納されました。
今年、農業をはじめとする産業が発展すること、地域が平穏無事であることを祈念します。
(以下、大分合同新聞より)
災害なく実り多き年に
日田市田島の大原八幡宮(橋本国房宮司)で15日、五穀豊穣(ほうじょう)を願う恒例の春季例大祭「御田植祭(おたうえさい)」(県指定無形民俗文化財)があった。
関係者ら約50人が出席。橋本宮司が祝詞を読み上げ、神主が水田に太陽の恵みが与えられるよう祈願した。水田に見立てた境内では、氏子2人が牛使いや牛に扮(ふん)して、くわで耕す様子を再現。牛の動きや牛使いとの掛け合いをユーモラスに表現し、参拝客の笑いを誘った。
市内の園児6人が務める早乙女は、色鮮やかな衣装と花がさ姿で登場。苗に見立てたセキショウを1束ずつ丁寧に並べた。
宝珠山月乃ちゃん(5)=同市高瀬=は「きれいに稲を並べるのが楽しかった」と笑顔だった。
鎌倉時代から同八幡宮に伝わる伝統行事で、橋本宮司(62)は「災害がなく、実り多き良い一年になってほしい」と話した。
※この記事は、4月16日大分合同新聞朝刊14ページに掲載されています。