タイから呼び込め、大分県への観光客!!~バンコク訪問報告その1

 11月15日~18日の日程で、県議会自民党の行革・観光調査会でタイ国への海外調査を行いました。私は当調査会の副会長をつとめています。
 
 タイ人の訪日観光客数は、2014年に前年比45%増となる65万7600人で過去最高を記録しました。さらに、今年1月〜9月の統計でも既に54万人を突破。年間でも最高記録を更新するのは間違いなく、右肩上がりの伸びを示しています。

 このうち福岡空港利用者は2014年に42,000人であり、そのうちの約半数が大分県を訪れています。
 また、タイ人観光客はリピーターが多く、JTBの調査では今後1年間に観光目的で日本への旅行を予定しているタイ人500名を対象とする調査を行った結果、69%がリピーターという数字がでています。(下の図参照・JTB総合研究所より)

タイ人リピーター

 このような状況なので、「大分県へのタイ人観光客を呼び込むことは、取り組み次第で大きな成果をあげられる」という思いで今回の調査が企画されました。

 今回はJTBバンコク支店やJNTO(日本政府観光局)を訪問して、タイからの訪日客について次のようなお話を伺いました。

(1)憧れのポイントは、日本食・温泉・自然の景観・日本旅館・買い物。
(2)まずは東京・京都・北海道・沖縄という所に行くが、リピーターは発見を求めて地方へ行く。
(3)研修旅行や社員旅行は人気があり、「一村一品運動」はいまだに評価が高いので、大分県はこれをもっと利用すべき。
(4)個人旅行も急速に増えており、情報源としてライン・FB・ブログなどのネットを活用するので、何か施策を打つのも有効。
(5)ツアーを組む時は、目的地が大分県内だけとか日田市だけでは集まらないので、福岡を起点に2~3県を組み合わせたほうが良い。

 このような話を聞くと、大分県はタイの皆さんにとってなかなか魅力的な要素が多いと感じました。

 今後、観光業界の皆さんとも一緒になって、タイから多くの観光客が訪れる大分県や日田市を目指していきたいと思います!!

(写真下・JNTOバンコク事務所で伊東所長から聞き取り調査)
271117日本政府観光局