県議会自民党の1期生有志で、東京都の綾瀬にある「東京武道館」を視察しました。
大分県では県立の柔剣道場は、現在、大洲運動公園にある総合体育館の中にありますが、公式大会の面積規準に適合しないなど手狭であり、大きな大会を開くのが難しい状況です。
そのため大分県武道協議会が一昨年「県立武道館の建設を求める」26万人分の署名を県教委に提出しています。
その後、先月10日に広瀬知事が「専用の柔道・剣道場を備えた新たな屋内スポーツ施設」を建設する方針を表明しました。7月9日開会の県議会に基本設計の予算が計上される予定です。総工費は50億円と予測されています。
場所は大銀ドームのそばで、大分で試合のある2019年のラグビーW杯や、2020年の東京五輪のキャンプ地誘致にも生かすことも考えられています。
視察した東京武道館は平成2年建築で総事業費83億円。平成24年に14億円かけて大規模な改修を行っています。バブルの頃の建設とあって随所に奇抜なデザインが見られます。指定管理のことや稼働率や使用上の問題点など丁寧な説明をしていただきました。
大分県にできる屋内施設については、東京武道館のような立派な施設は無理でしょうが、実用第一で多くの県民の皆さんが利用できる施設となるよう、今後議会で議論を深めていきたいと思います。