「お釣りとともにウイルスが……現金支払いは避けるべし」(ネットニュースの記事あり)

 ウイルスや免疫の専門家である米国国立衛生研究所の病理専門医・峰宗太郎先生の進める新型コロナ対策が、雑誌「女性自身」(2020年3月17日号 )に掲載されていますが、特に気になるのが 「お釣りとともにウイルスが……現金支払いは避けるべし」 という項目です。
「外出自粛」とはいえ買い物はするので、この際できる限りキャッシュレスにすることをお勧めします。できることは何でもやってウイルス対策をしましょう。

(以下、YAHOO Japanニュースより引用)

外出でできるウイルス感染対策「現金支払い避けるべし」と医師

米国国立衛生研究所の病理専門医・峰宗太郎さんはそう警鐘を鳴らす。では、いま出かけるなら「絶対やるべき」ウイルス対策はなんなのだろうか? 峰さんが教えてくれた。

■お釣りとともにウイルスが……現金支払いは避けるべし

中国では、紙幣を消毒していることが報道されている。大袈裟に思えるかもしれないが、お金は不特定多数の人の手に触れるため、“感染源”になりうるのだ。

ウイルスがついたお金を触った手で口に食べ物を運べば、感染のリスクは高まります。買い物のときには、クレジットカードなどのキャッシュレス決済を利用できるとよいですね。もし現金で買い物をしたら、お釣りを受け取った後、しっかりと手洗いするようにしましょう」

■室内のウイルス飛散を防ぐため帰宅したら、すぐ着替え!

インフルエンザウイルスや花粉と同じように、コロナウイルスも外出着に付着している。帰宅後、そのままの格好でくつろぐのは厳禁!

「帰宅後は早めに脱いで、洗えるものはすぐに洗濯機へ。上着などは、クローゼットの中にしまうことで、ウイルスの室内浮遊を抑えられます。外出着のまま家の中をうろつくと、ウイルスを室内にまき散らしてしまうこともありえます」

■うがいは水道水で! ヨード薬に予防効果ナシ

外出先から帰った後、ヨード薬を使ってうがいを習慣化している人は多いだろう。

京都大学が行った研究によると、うがい薬を用いた場合、のどにおける感染症の予防効果はほぼありませんでした。うがい薬はかえってのどを痛めてしまうこともあると考えられていて、じつは水だけでうがいしたほうが予防効果はあるのです」

うがいばかりに気がいって、手洗いを怠ることがないように。

■国内の遠距離移動には新幹線より飛行機を利用

通勤列車内の飛沫感染、手すりやつり革からの接触感染は、もっとも身近にある感染ルートであるため、その後は手洗いが必須。では、ゆったり座れて、つり革もない新幹線は通勤列車より安心なのだろうか?

「前後左右の近くの座席に感染者がいれば、飛沫感染のリスクは高まります。出張や実家への帰省はいま避けるべき時期ですが、もしも国内での長距離移動をする必要がある場合は、飛行機の利用を勧めます。新幹線と似たような空間に見えますが、高性能のフィルターが設置され換気がいいので、比較的低リスクでしょう」

治療薬の開発も待たれるが、「まずはひとりひとりが感染リスクを抑えることが重要です」と峰さんは語る。

外出先では、むやみに顔に触れたりしないのが鉄則。そして服などの陳列商品、食器など、何か手に触れたら、そのつど手洗いあるいはアルコール消毒を忘れないようにしよう。

「女性自身」2020年3月17日号 掲載