「一票の格差」はイケンのか!?

 261127一票の格差

 26日、最高裁は昨年の参院選の一票の格差について「違憲状態」との判断を示しました。ただし、選挙無効は認めていません。

 それにしても、そもそも「一票の格差」とは何でしょうか?
 単純に人口と議員定数から割り出せば、人口何人当りに一人の議員がいるかということがわかり、そこに格差あるように見えます。

 そして、「田舎」の一票の価値が高くて(議員の数が多い)、「都会」の一票の価値が低い(議員の数が少ない)というケースが多くなっています。
 しかし、都会と田舎には格差があり、その格差を「一票の格差」で解消していると考えることもできます。過疎地の「田舎」ほど中央に届ける声は切実です。投票率も「田舎」の方が高い傾向にあります。

 山林や農地ばかりで人口密度が低い地域は、水源地として「都会」に水を供給し、水がないと「都会」では生活できません。
 そのような「田舎」の一票の価値が重くなり、多くの国会議員を出せるというのは、ある意味では当然のことと思います。
 
 「違憲」「違憲」と騒いでいる弁護士グループやマスコミにはそのへんのところも考えてほしいものです。

(なお、この書き込みのタイトルの「イケンのか」は漫画家の高信太郎氏の表現を引用しています(^^))