日田市議会経済環境委員会の行政視察で岐阜県高山市の飛騨産業株式会社を訪問しました。
飛騨産業は木工家具では高いブランド力を持ち、キツツキのトレードマークで知られています。
古くから飛騨地方で盛んであった伝統工芸の曲木家具がスタートです。このような伝統的な技法を継承しつつ、近年のニーズに合った商品も提供しており、先鋭的な経営戦略を見せています。
中でもスギ材の圧縮加工技術は「曲げ木」のノウハウを応用した高度な技術で、「家具に使うには柔らかすぎる」というスギ材のデメリットを克服しています。
その技術を生かして生産した椅子の最新作は、今年のグッドデザイン賞を獲得し、ベスト9に入っているそうです。(写真下)
圧縮以外でもいろいろな方法でスギを生かすための技術開発を行い、そのための設備投資や人材確保に多くの資金を使っており、彼らの「杉材の可能性を探る情熱」に脱帽しました!
「林業地・日田」も情熱を持って頑張らなければなりません!!