「津江高齢者生活福祉センター長寿苑」と「つえっ子こども園」の合同開所式が開催されました。中津江村と上津江町の2つの高齢者施設と2つの保育施設を統合して、幼老連携施設としたものです。
ここは「中津江ホール」があった場所で、計画段階ではホールの解体をめぐってひと悶着ありましたが、このたび高齢者福祉・子育て支援の拠点として整備され、今後大いに活用されることを期待します
(以下、大分合同新聞より引用)
日田市で高齢者福祉施設とこども園の合同開所式 豪雨で被災の施設などを移転・統合
日田市中津江村栃野に3月完成した高齢者福祉施設「長寿苑」と、上津江、中津江両町村のこども園、保育園を統合した「つえっ子こども園」の合同開所式が6日、現地であった。同じ敷地内に隣り合って立ち、高齢者と園児が触れ合う「幼老施設」として地域福祉の拠点となることが期待される。
村内栃野の別の場所にあった高齢者施設「安寿苑」が2020年7月の豪雨で土砂が流入して全壊。両町村の福祉施設の被災リスク軽減に向け市と地元住民が移転、統合について協議を続けた結果、比較的リスクの低い中津江ホールを解体して跡地に集約することに。安寿苑の機能に上津江町の高齢者生活福祉センターやすらぎ苑の居住部門を加えた長寿苑と、すぎっ子こども園(同町)となかつえ保育園(同村)を統合したつえっ子こども園を整備した。
長寿苑(木造平屋、約千平方メートル)は多目的交流室を設け、会合や指定避難所として利用する。居住部門(定員12人)は1人部屋と2人部屋が計11室。通所部門はデイサービス(同20人)の他、宿泊介護サービス(同5人)も提供する。
つえっ子こども園(木造平屋、約340平方メートル)は保育室が2室あり、ステージのある遊戯室を備える。
運動会などをする園庭(約630平方メートル)と長寿苑の間には畑(約210平方メートル)を設け、子どもとお年寄りが触れ合えるよう工夫した。総事業費は約7億8千万円。
合同開所式で、椋野美智子市長が「元気に育つ子どもたちの声を聞きながら、高齢者の皆さんも健やかな日々を過ごしてほしい」とあいさつ。関係者がテープカットをして開所を祝った。園児による歌と踊りの発表もあった。