去年の4月にウクライナから戦火を逃れて日田市に避難して来たイリナさん一家が15日に帰国することになりました。今日9日には日田市役所を訪問し、夕方には支援者の皆さんとの送別会がありました
7才のベロニカちゃんは日本語が上達していて、私の名刺を見て「あきお」と即座に読めました
ウクライナに早く平和がもどり、日田市にゆっくり観光に来れることを願います❤
(ご本人の許可を得てネットにアップしてます)
(以下、西日本新聞より引用)
「心からありがとう」ウクライナ人一家、帰国へ 大分・日田で避難生活1年超
ロシアの軍事侵攻から逃れて大分県日田市に避難していたウクライナ人一家4人が帰国を決め、9日に同市役所を訪れて村井尚(たかし)副市長に支援への感謝を述べた。原田啓介市長は体調不良のため村井副市長が代行した。
今回日田を離れる母親のスヴェトラーナさん(58)と次女イリナさん(35)、日本の小学生に当たる孫2人(イリナさんの子)の4人は、長女と孫(長女の子)を含めた計6人で昨年4月から日田で暮らし始めた。市営住宅2戸の無償提供を受け、同市のNPO法人「リエラ」が市と連携してサポートしながら、市民や団体が寄せた義援金や大人たちが自ら仕事で得た賃金などで生活してきた。
早期の帰国を希望した長女と孫は2月に日田を離れていて、今回の4人で日田に避難していたウクライナ人全員が帰国する。4人とも当初から帰国の意思があり、ウクライナで新学期が始まる9月を前に日田を離れる決意を固めた。先に帰った長女は、自宅がある西部ジトーミル州はロシアから離れていることもあり安定していると説明したという。
イリナさんは「日本は素晴らしい国。食べ物もおいしい。友だちもでき、好きな(ネイリストの)仕事もできた。皆さんたくさん助けてくれたことを死ぬまで忘れません。心からありがとうございます」とうっすら涙を浮かべながら感謝した。イリナさんの子2人も「友だちと離れるのが寂しい」と口をそろえつつ、帰国したら「友だちと遊びたい」と笑顔を見せた。
リエラなどによると、4人は15日に日田を出発し、福岡空港、成田空港経由でウクライナ隣国のポーランドに入り、バスで故郷を目指す予定。渡航費などは義援金から拠出する。 (藤原賢吾)