災害の記憶を忘れないために・・・日田市上宮町(ニュース記事あり)

 「2017九州北部豪雨災害モニュメント」の除幕式が日田市大鶴地区の上宮町で開催されました。

 上宮町では4年前、35戸中26戸が被災し、そのうち流失・全壊・半壊が19戸で、河川・道路・農地・山林などにも多くの災害が発生しました。モニュメントは中崎橋が流失した後、川の中で見つかった橋名板を中心に据えて造られました。今年も梅雨末期となりました。

 「備えあれば憂いなし」の精神で、もしもの時に備えましょう!

中崎橋には被災当時の写真も飾られました。

(以下、NHK 大分NEWS WEBより引用)

 4年前の九州北部豪雨 被災伝える石碑の除幕式 日田市上宮町

 4年前の九州北部豪雨で土砂崩れなどの被害を受けた日田市の山あいの地区で、被災の状況などを後世に伝えるためのモニュメントが完成し、4日除幕式が行われました。

 このモニュメントは、4年前の豪雨で土砂崩れや浸水被害が相次いだ日田市上宮町の自治会が災害の記録や記憶を後世に語り継ぎ、防災や減災に役立てようと建設したものです。

 4日は、地域の人たちなどおよそ30人が参加して除幕式が行われ、完成を祝いました。モニュメントは、豪雨で被災し、その後撤去された橋の柱を再利用したもので、高さ1メートルほどの2つの石でできています。また、80ミリを超えた当時の1時間の最大雨量や浸水した住宅の数などが刻まれています。

 被災当時、上宮町の自治会長だった、藤井隆幸さんは「4年たったが、あの日の事を忘れないためにこのモニュメントを通して当時の被害状況を住民に語り伝えていきたい。そして、早め早めの準備や避難につなげていきたい」と話していました。