桜の名所「亀山公園」、最後の「ぼんぼり」を飾る🌸(新聞記事あり)

中ノ島町青壮年会 の皆さんの作った「最後のぼんぼり」

 日田市の桜の名所・亀山公園、花見に彩りを添えるのが名物の「ぼんぼり」。32年前から地元の中ノ島町青壮年会が作っていましたが、今年で最後になるそうです。今日開催されたはずの「亀山公園さくら祭り」は中止になったのですが、「ぼんぼり」の見納めに亀山公園を訪れました。
 こんな時ですが、少しでも春を味わおうと家族連れの皆さんなどがくつろいでいました🌸
 中ノ島町青壮年会の皆さんおつかれさまでした。来年はいつもどおりのお花見ができるように、みんなで危機を乗り越えましょう❗️

春爛漫の陽気に家族づれもくつろぐ

(以下、西日本新聞より引用)

花見ぼんぼり最後の春 日田・亀山公園、32年間照らす

大分県日田市の桜の名所、亀山公園を照らす手作りぼんぼり(あんどん)が最後の春を迎えている。32年間地元青壮年会が製作、設置してきたが、会員の減少で継続が難しくなった。関係者は「地域のにぎわいづくりに貢献できて良かった」と話している。点灯は11日まで。

 中ノ島町青壮年会が「まちおこしに汗をかこう」と1989年春に始めた。毎年温かな光に浮かび上がる夜桜が楽しめ、多くの市民が訪れている。

 ぼんぼりは六角形で、高さ60センチ。薄いピンク色を塗った和紙を貼りビニールをかぶせている。広告料として市内企業や商店から1個当たり5千円集め、和紙に企業や商店名を書いている。2月半ばから毎晩、会員が公民館に集まって作ってきた。

 多い時は約150個製作したが近年では約90個。それでも全盛期50人ほどいた会員は18人に減っており、作業負担は年々大きくなっていた。

 中ノ島町の自治会長で、昨年春まで青壮年会員だった貞清唯行さん(66)は「会員が減り、こういう時がいつか来ると思っていたけど、現実になると寂しいね」。青壮年会副会長の立花宏さん(64)は「応援してくれたスポンサーに感謝。最後のぼんぼりをぜひ見に来てほしい」と話した。点灯は午後6時半~同11時。 (笠原和香子)