日田市森林組合、おかげさまで合併50周年!!

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 日田市森林組合は、昭和41年6月1日に当時の大鶴・小野・東有田各森林組合と旧日田市森林組合が合併して以来、おかげさまで50年の節目を迎えることができました。合併以来順調に発展することができましたのは、ひとえに皆様方の温かいご支援とご指導の賜と、心より厚く感謝申し上げます。

 この50年を振り返ると、合併当時の高度経済成長期から材価の高騰した昭和50年代前半を経て、建築様式の変化による木材ばなれ・円安の進行による外材の増加などの要因が重なり、特に平成10年以降は材価の低迷が続いています。また、その間、平成3年の台風19号はじめ自然災害による森林被害が発生し、近年では有害鳥獣被害も深刻化しています。

 その反面、ここ数年は木質バイオマス燃料や合板の原料という国産材の新たな活用方法も生まれ、近隣諸国への輸出も増大しています。加えてCО2吸収源となる森林機能を維持するための林業への国民の期待は高まっています。

 一方、国の財政がひっ迫する中、森林整備のための公共事業予算は減少しておりますが、我々としては「資源の少ない日本にあって木材は再生産可能な貴重な資源」であること、そして、「森林が整備されることにより、木材を生産すると同時に、水源涵養・CO2の吸収と酸素の供給・土砂流出防止などの公益的機能がより充実する」ことをアピールして、森林整備のための安定財源の確保に努めなければなりません。

 そのような林業とりまく様々な要因の中で、日田市森林組合は合併50年の経験を活かしながら、引き続き全役職員が一丸となって、組合員の皆さんと協力しながら、関係機関のご指導をいただきながら、日田地域の基幹産業である林業のさらなる発展に全力を尽くしてまいる所存でございます。 今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

 結びとなりますが、今後、日田市の森林・大分県の森林そして日本の森林がますます充実し、林業・木材産業がより活性化することを祈念し、また、本日ご出席の皆様方のご健勝をお祈りいたしまして、日田市森林組合合併50周年のごあいさつといたします。
今後ともよろしくお願いします。

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