「川辺川ダム」があれば・・・

読売新聞・令和2年8月2日掲載の記事

 今日8/2の読売新聞の記事によると「川辺川ダムがあれば、熊本県人吉市での球磨川の氾濫水量は1割以下、氾濫を2時間遅らせる効果があった」とされる試算を京都大チームがまとめたとのことです。今回の氾濫により人吉市では20人が犠牲になっています。「川辺川ダム」の計画は2009年に「コンクリートから人へ」をキャッチフレーズとする政権下で中止になりましたが、「人のためのコンクリート」という観点から再度考え直す時ではないでしょうか❓

 私がフェイスブックにこの書込みをしたところ、いろいろなコメントが来ました。ダムの効果に疑問を呈する人もいましたが、やはりダムは必要だという声が主流でした。

 ちなみに水道用ダムの減価償却資産としての耐用年数は80年とされているようですが、国交省によると、「日頃から適切に管理・点検・補修を行なっていくことにより、半永久的に使えると言ってよいと考えられている」とのことです。日本で最初に作られたコンクリートダムの布引五本松ダム(神戸市)は1900年建築で1995年の阪神淡路大震災にも耐えて現在も運用されています。ダムもきちんと管理・点検・補修することで「人のためのコンクリート」になります。